GT-R Magazine134号は4月1日(土)発売!

2017年3月27日

ここ数年、第2世代GT-R用の純正部品が製造廃止の嵐の渦に飲み込まれています。特に平成元(1989)年登場のR32は内装だけでなく、外装部品もほとんど手に入らなくなり、大きな事故となると一発で再起不能となってしまう可能性があります。この状況は乗り続けていく上でかなり深刻な状態であるのは確かです。また、ここ数ヶ月、中古車市場で第2世代GT−Rの販売台数が増えつつあるのは、こうした部品製廃の状況を見て、「高く買い取ってくれるうちに売ってしまおう」という流れなのかもしれません。

ただ、第2世代R以前のハコスカやケンメリは純正部品の供給は皆無に等しいはずなのに、今もなお走り続けています。それを考えると、総生産台数が40倍以上(R32/R33/R34の合計)もある第2世代GT-Rも製廃の波を乗り越えられるであろうし、まだまだ走り続けられることは可能なはずです。

今号は第2世代GT-Rオーナーが直面している「製造廃止問題」をテーマに、数多くのメーカーやショップに出向き、「復元/延命/製作」など、長く乗り続けるためのあらゆる可能性を模索しました。保管して所有し続けるのではなく、現役で走り抜くという視点で、今すぐ実践できるものから、近未来への期待を含めたさまざまなプランやアイディアまで紹介しています。ただし、実現できるか否かは、ときにオーナー諸氏の協力が必要なこともありそうです。

オリジナルで維持することが難しくなった今、愛車とどう向き合うか。GT-Rと付き合っていくためのヒントにしていただきたいと思います。

  

また、昨年の「NISMO FESTIVAL 2016」で一般公開され、来場者のみならず日産/NISMO関係者からも熱い視線を集めて、見るものを魅了した「TOP SECRET」の“VR”32GT-Rに緊急試乗。R32のボディにR35のパワートレインを合体したスーパーGT-Rの製作にかけた永田和彦代表の思いから独創のメカニズムまでを公開しています。その感性と技術力には誰もが脱帽するはずです。さらに、今号ではVR32GT-Rも展示されていた「大阪オートメッセ2017」の模様もお届けしています。個性的なチューンドRから各メーカーの最新パーツまでが詰まった刺激的な3日間。会場からの生レポートは読み応えたっぷりです。もちろん、4社とのコラボ出展&実演を行ったGT-R Magazineブースのレポートもお見逃しなく。今号はレストアからカスタマイズまで内容盛りだくさん。ぜひ手に取ってご覧ください!

 

●GT-R Magazine 134号のその他のコンテンツ:好評連載中の『GOS Labo.』が製作するコンプリートカー「OSR32」製作レポート/歴史を作ったパーツ列伝「逸品は進化するHKS・GT TURBINE」/第2世代GT−Rが生まれた理由を掘り下げる「渡邉衡三からの質問状」/松田次生選手、KPGC10を買う/オーナーのRライフを赤裸々に公開する「あなたのR見せてください」&「10万20万kmクラブ」/etc.

 

「GT-R Magazine 134号」平成29(2017)年4月1日(土)発売

定価:1,300円(税込)/発行:(株)交通タイムス社 http://www.kotsu-times.jp 偶数月1日発売