GT-R Magazine141号は6月1日(金)発売!

2018年5月29日

一般的には10年&10万kmが買い替えの目安と言われていますが、GT-R(特に第2世代GT-R)は年数&距離ともにその目安を大きく超え、今や20年&20万km超のクルマも徐々に増えてきました。何よりすごいのはいまだに現役で走り続けるオーナー数が多いこと。ハコスカ、ケンメリといった第1世代と呼ばれるGT-Rも現存していますが、あくまでもコレクターズアイテムとして所有しているのであって、数十万kmを走っている個体はほとんどありません。15年以上が経過したクルマが現行車と同じように使われることが、第2世代GT-Rの魅力であり、すごさでもあります。

ただ、ここから10万km、20万km走ることを考えると誰もが不安を抱くはずです。しかも、機械は消耗品であり、いずれは寿命を迎えます。20万kmまでは壊れなかったからといって、その先の10万kmまで耐えられるかは未知数。また、距離が延びれば延びるほど壊れる可能性がさらに高まるのは言うまでもありません。「一生乗り続けたい」と考えているRオーナーにとってこの問題は切実なのです。

そこで今号では「30万&40万kmと向き合う」と題して、すでに30万、40万kmを迎えた先輩オーナーたちの生声から、プロによる距離別の消耗部位の選定、長く愛し続けるための救世主となる純正部品復刻の「NISMOヘリテージ」まで、その先を見据えるためのさまざまな方策と心構えを伝えています。走り続けることで距離と共に思い出も刻む。家族と同等の存在となったGT-Rといつまでも走り続けるための参考にしていただきたいと思います。

また、日産ワークスドライバーとしてスーパーGT・GT500クラスを「モチュール・オーテックGT-R 」で闘い、プライベートでは7台の歴代GT-Rを所有すると公私ともにGT-R三昧の松田次生選手が、唯一所有していないケンメリGT-R(KPGC110)に初試乗! 自身が所有するハコスカGT-R(KPGC10)と比較しながら、レーシングドライバーとGT-Rファンの両目線で評価し、新しいケンメリの魅力を伝えてくれています。

そして、好評連載中の第2世代GT-Rの源流を探る「渡邉衡三からの質問状」はR32GT-Rの生みの親である伊藤修令氏を迎えてついに最終回。今号では前編として、伊藤氏の生い立ちからプリンス自動車入社後の開発の舞台裏、伊藤氏の考えるスカイライン論までを本音でトーク。今回も隅々まで読み応えたっぷりの内容にファンなら思わず唸ること間違いなしです。

さらに新連載として日本を代表するGT-Rスペシャリストが特別なデモカーについて語る「入魂のR回想録」がスタートしました。第1回目はMine’s代表の新倉通蔵氏。氏の心に残る1台とは……?  GT-Rが重ねてきた歴史の1ページをあらためて振り返る企画は必読です。今号はハコスカ、ケンメリからR35まで全世代GT-Rオーナーが楽しめる話題がテンコ盛りとなっています。

●その他のコンテンツ

「R’s Meeting 2018 in 富士スピードウェイ」エントリーユーザー募集開始/走行会&ミーティングが盛りだくさん! GT-Rイベントレポート/オーナーのRライフを赤裸々に公開する「あなたのR見せてください」&「10万&20万km倶楽部」etc.

 

「GT-R Magazine 141号」 平成30(’18)年6月1日(金)発売

価格:1,300円(税込み)発行・発売:株式会社交通タイムス社