トラック魂(トラックスピリッツ)7月号(’17)

2017年5月18日発売

~究極のデコトラができるまで~

“美”の要所を徹底指南! 名車から学ぶ飾りの美学

トラックを架装してくれる工場の数が飛躍的に増えた、今日のデコトラ事情。車輛や飾りの売買も、インターネットで手軽に行えるようになった。以前よりも安い資金でデコトラを楽しめるようになったのは、実に喜ばしいことである。一気にフルアート化を目指すトラッカーも多くなったが、それは本当の意味でのデコトラライフに反するのではないだろうか。地道に愛機を進化させてゆくからこそ、思い入れや愛着が湧くというものではないだろうか。事実、一気にフルアート化されたデコトラは、長きに渡って活躍しないケースが多い。ゴールが存在しない世界であるからこそ、愛機に焦らず向き合うことが重要なのだ。
過去にデコトラ界を賑わせた車輛たちは、フルアート化されてからも飾りを進化させ、ファンを刺激した。また、未完のカッコ良さというものも侮れない。飾りをただ付けるのではなく、こだわりを持って飾られ、バランス感に優れたデコトラは、例え未完の状態であっても、美しく光り輝く。むしろ、進化の過程を楽しむこともデコトラライフにおける大切な要素なのである。
今回は現代のそんな風潮に警鐘を鳴らすべく、過去の名車における飛躍の記録を振り返ってみたく思う。現存するデコトラも含まれているが、それこそが地道が長続きの秘訣ということの証明だと言えるのだ。

【主なコンテンツ】
●アートパーツ進化論
デコトラという存在が広く知られるようになった’70年代から今日に至るまで、飾りのスタイルは大きく変化してきた。なかでもバイザーの進化が著しく、大まかに分けてみると’70年代では丸型、’80年代では角型、’90年代では舟型といったスタイルが人気を集めた。その名のとおり、日よけとしての意味合いが強かったバイザーが如何にデコトラパーツとして飛躍してきたのか。相方とも言えるミラーステーとともに、その長き歴史を振り返ってみよう。

●往路はキッチン、復路は塩を運ぶウイング車を追跡!!

●ジョナサンを偲んで集まったデコトラを一挙紹介!

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