GT-R Magazine(マガジン)Vol.159(’21)

2021年6月1日発売

乗るべきか、保存するべきか!? 今後のGT-Rとの付き合い方を考える

GT-Rを所有しているオーナーに話を聞くと、大半の方が「一生所有し続けたい」と語ります。GT-Rはそれだけ多くの人を魅了する「名車」であり、かけがえのない「宝物」だということです。ここ数年は海外での人気も高まり、中古車価格が驚くほど高騰しています。それにより、窃盗団にも目を付けられやすく、車両の盗難被害も後を絶ちません。また、第2世代と呼ばれるR32/R33/R34は、純正部品も価格が高騰しており、内外装のパーツなど製造廃止になっているモノも……。そういったこともあり、最近はGT-Rにあまり乗らず「保存・温存モード」になっているオーナーが増えています。そのことを否定するつもりはありません。オーナーの方々の不安な気持ちはよくわかります。ただ、本来クルマは走るために作られているものであり、長期間動かさずにいると逆に劣化が進行したり、思わぬトラブルを誘発することにもなりかねません。そこで今号の特集では、保存する場合に気をつけておきたいこと、そして久しぶりに動かす時に心掛けたいことなどを取り上げています。GT-Rの魅力はたくさんありますが、やはり「速さ」やレースでの「強さ」など、その「走り」に惚れて手に入れたという方が多いのではないでしょうか? 唯一無二と言えるGT-Rならではの走りの素晴らしさを再認識しつつ、これからも長く所有し続けるためにやっておくべきことをオーナーの皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。また、今号では最新の車両盗難事情や鉄壁の防止策を構築するにはどうしたらいいかなど、カーセキュリティシステムについて考察する企画も盛り込んでいます。

【その他のコンテンツ】
●RB26チューンに新たな選択肢!?「NISMO S2エンジン+R3ターボの公算」
●日産の最新技術でNISMOヘリテージが加速「純正部品再生の光明」
●究極の追求に終わりなし「R35GT-R NISMO 2022年モデル速報」
●時代を変えた最強のロードカー「BNR32歴史と変遷」
●車両盗難の最新事情とその対策「あなたのRも狙われている」
●SUPER GT 2021「Rd.1岡山国際/Rd,2富士 レースレポート」
●世界よりR愛を込めて vol.6「オーストラリアのR32GT-Rオーナー」
●平成チューニング 調律の系譜「ブレーキ」編
●R32/R33/R34 「スタッフカー運行日誌」 etc.

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